ペルマネンテのパーマ

ペルマネンテのパーマは、基本的には全体施術で10,500円
部分的施術であれば、6,300円から、承っております。

料金に含まれるのは、シャンプー、カット、ブローの施術で、
目安時間は120分です。
パーマについては、様々な種類があったり、時代ごとの名称変化があったり、
時には、美容室独特の呼び名もあったりで、混乱することも多いでしょう。

電話で予約する際にも、ヘアースタイルブックの切り抜きに、手順の詳細があるならいざ知らず、
「こういう雰囲気がいいなあ」というイメージをもとに、
「パーマをかける」という施行の必要性を、お客様が判断することも難しいと思います。

パーマの技術というものは、「豪奢なシルエット」にも、 「長持ちさせたいスタイル」にも対応します。
「このパーマでなければ、このスタイルは出来ない」という事はありません
あくまでも、スタイルを作るのは技術です。
一人ひとりの、顔型、髪質、長さ、季節による湿度や乾燥、ダメージの具合により、向き不向きもありえます。
まずは、スタッフに、スタイルありきでご相談ください

ご予約時に、「パーマで」と伝えて頂けると、施術の目安時間がお伝えできることは、
あくまでお客様のご都合のためで、 スタッフのための連絡ではありません。
「カットよりも、パーマの方が時間がかかる」 ということを踏まえてさえ頂ければ、
「お店に出向いてから、決めたい」でも、構わないのです

 

ここでは、あくまでも、目安としての提示として、参考になればと思いながら、
パーマについての料金と施術結果の違いについてご紹介します

パーマの元祖は「電髪パーマ」と呼ばれるもので、日本では大正時代から馴染みがあります。
第1剤で、髪質を変化させ、蛋白質の細胞のつながりを弱らせ、
髪の毛を引っ張った状態にし、
構造をセッティングして、スタイルを整えてから、
第2剤で、引っ張った後の曲がった状態の髪の毛を復旧するという作業を、パーマと呼びます

パーマをかける(あてる?)と、変化した髪質は半永久的に持続する、という化学は、
とてもすごい発見ですね。
しかし、髪の毛は伸び続けているので、スタイルを半永久的に維持することは出来ません。
そうは言っても、時代ごとに発見があり、施行技術や機器も進化しています。
パーマのかかる仕組みについて本格的に話し始めると、物理の塩基配列などの知識が必要になってくるので、
「安全の為に美容師免許というものが出来た」くらい、
とーーーっても専門的な作業であり、まだまだ進化を続けている技術とだけ、覚えておいてくださいね。

パーマというものには、大きく分けて、3つの方式があります。
1つめはホットパーマ、 2つめはスチームドパーマ(ウォームパーマ)、3つめはコールドパーマです。
このネーミングは、まさにパーマ施術時の温度によって、分けられています。

 

「ホットパーマ」は、比較的高い温度で髪に刺激を与える、一般的なパーマの方法です。
このカテゴリーの中で、マシーンやツール、薬剤、技法などの違いから、
美容メーカーや機器メーカー、サロンなどが様々なネーミングをしています。
薬剤や設定温度は様々で、メカニズムも一概には言えませんが、
温めながら定着させる技法「ホットパーマ=形状記憶パーマ」と言われると、
どういった結果に繋がるかは、イメージしやすくなるかと思います。

ホットパーマの中には、聞いたことのある、有名な専門用語も多いことでしょう。
熱を加えるツールがロッドではなくアイロン(コテ)になった「コテパーマ」は、
ロッド加熱タイプよりも、髪に熱が加わる時間が短いですが、温度設定はやや高く、カールやウェーブは弱めです。
また、デジタルパーマ」という、 ロッドが発熱し薬剤の力と併用してかけるメカニズム上、
濡れている時より、乾いている状態の方がウェーブが出るパーマも人気です。

 

「スチームドパーマ」は、ホットパーマよりも低い温度でかけるパーマで、
遠赤外線加温機や、熱効率の高い循環式バキューム機構を使用します。
これらの機材は、60℃以下の温度で髪質にアプローチしますので、ホットパーマの分類には入りません。
温度と湿度をコントロールして、ウェーブやカールを形成していくのです。
ちなみに、60℃以下というのは人間のタンパク質が変性を起こさないようにという配慮で安全のため規制でもあり、
施術中に人が「温かい」と感じることから「ウォームパーマ」と呼ばれることもあります。

スチームドパーマは、過熱水蒸気を利用して、薬剤を活性化し、
化学反応を促進するため、施術時間の短縮にもつながり、
その結果、髪への薬剤ダメージを大幅に軽減する事が出来ます。
ラメラ液晶構造再現を助ける施行で、髪の保湿力をアップ させ、
ホットパーマよりしなやかな仕上がりが特徴となっています。

加温機を使う加温式パーマは濡れている時が一番カールやウェーブが出てるので、
まとめ髪に適しているとも言われていますし、
ドライヤーで乾かすとカールやウェーブがほどけ、カジュアルな仕上がりになるとも言われています。

 

「コールドパーマ」は、常温で、パーマの薬剤を利用します。
パーマの時代は、熱を加えるパーマから始まり、
熱を加えない(冷たい=コールド)パーマへ移行していきました。
その移り変わりには、進化し続けている還元剤や、新たな機材、
繊細なパーマツールなどの存在が深く関わっています。

有名な技術として、近年注目されたのは、「ソニックパーマ」です。
薬剤を効かせたい部分に、無熱のアイロンをあて、
毎秒3万7千回の振動超音波を髪に送り、還元を促進させるという技法です。
超音波を利用することによって、従来、
還元力の弱い(従来の方法ではウェーブやカールを形成出来ない)とされていた薬剤でも、
パーマをかける事が出来るので、髪に負担をかけないだけでなく、
病み上がりの方や、短期間にパーマをかけなおしたい方にも適しています。

 

「このパーマをかけたい」というリクエストが、多くのお客様に適していないことを、
ペルマネンテのスタッフは承知していますから、
求められるスタイルに合う技術を提供するために、日々、努力を重ねています。
上記のようないくつもの技法を習得し、準備してきたのは、
そういった煩わしい会話を、お客様とお店でしなくてすむために、です。

どんなパーマが合うかは、個性も、髪質も、体質も、好みも、流行も、踏まえてこその美容師ですから、
価格や技法で悩まずに、どうか安心して、「こういうスタイルにしてほしい」とお伝えください!